ツマとムスメとウツボク

いきるってたいへん。でも、すばらしい。

「時」とボク

突然ですが、「世界一のベストセラー本」って知ってます?

 

そう、『聖書』なんですって。

その数、「少なくとも50~60億冊以上」らしい。

世界中の人が、約1人1冊持っている計算。

 

Wikipedia先生に教えてもらいました。

書籍に関する世界一の一覧 - Wikipedia

 

てっきり、『ハリー・ポッター』とかだと思い込んでいた、

クリスチャンのボク。

 

で、いろいろ調べてたら、やはり面白くなっちゃって。

ついついサーフィンしてしまいました。

 

一時期、テレビに頻繁に出演されていた、占い師の細木数子さん。

「書籍売上世界一の占い師」っていうギネス記録、お持ちなんですって。

 その数、9300万冊。すごいですね。

 

「幸福の科学」グループ創始者 兼 総裁の大川隆法氏。

この方も、書籍に関するギネス記録保持者。

「1年間の著作数世界一」という記録をお持ちみたいです。

2009年11月23日からの1年間で52冊書かれたとか。

実態は存じ上げませんが、単純計算で、1か月で4冊強書いていることに。

おそるべき執筆力と生産力。ペースだけで言えば、作家超えてます。

 

このままいくと、「本に関するギネス談義」で幕を閉じそうなので、

大脱線する前に、本題に戻しますね。

 

聖書の件、細木数子さんの件しかりなのですが、

人は、実は「見えない」ものを信じていたり、信じようとするのかもしれません。

 

日本では、「宗教」は全体的に、どうもあまり良い印象ではないようですが、

世界を見渡すと、「見えないものを信じる人」はたくさんいます。

 

でも、細木さんの本が9300万冊売れているので、日本人も、「見えないもの」

に、頼ろうとする人が多くいるのかなあ、なんて、勝手に想像しました。

というか、そういうものに頼りたくなる世の中になってきているのかも。

完全なるボクの主観でございます。

 

やっと本題に入ります。

前述した通り、ボクはクリスチャンです。

なので、実は、聖書は身近なものでもあります。

 

ここでやっとタイトルに触れるのですが、

生活していて「時」って感じることがありますか?

 

なんていうか、タイミングというか。

「今振り返ると、あれが時だった」みたいな。

 

たぶん、みんなありますよね。

 

それこそ「見えない」世界の話なんですけど、

「時」って、自分では操れないんですよね。

 

ボクは、ウツが友達になってくれてから、

それを、よーくよーく感じるようになりました。

 

ウツにもウツの「時」があって、

ボクにもボクの「時」があるわけです。

 

「いやいや、もうそろそろ治ってもらわないと困るって!

仕事もちゃんとやりたいし、家族とお出かけもしたいのよ!

いやよいやよ!もういいかげんにしてよ!いやーーーー!!!」

 

は、ボクが考える「時」。

 

「まあまあ、そうあせらずに。ゆっくりゆっくりいきましょうよ。

ほら、お布団あたためておきましたよ。」

 

が、ウツの考える「時」。

 

この2者の考える「時」に乖離があると、これはですね、もう、

ボクが、ただただ、苦しくなるわけです。

 

ウツの「時」の方が、圧倒的な力を持ってますから。

自分の「時」を削るか、なくすしかなくなってくるんですね。

 

これがね、しんどいんだ。

未だに葛藤の日々でございます。

 

でもね、疲れ果てて、最終的にウツの「時」に身を任せるんです。

いや、ウツの「時」とも言えるけど、人生の「時」とも言えるのかな。

 

そんな歌、テレサ・テンさんが歌ってましたね。


時の流れに身をまかせ - テレサ・テン(フル)

 

でもね、それが結果的に「最善」だったりすることがあるわけです。

「ああ、自分の時間軸なんて浅はかだなあ」って痛感します。

 

聖書の中にね、こんな言葉が綴られているんです。

ちょっと長いけど、紹介させてください。

 

「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。

生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

殺すに時があり、いやすに時があり、こわすに時があり、建てるに時があり、

泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、

石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、

捜すに時があり、失うに時があり、保つに時があり、捨てるに時があり、

裂くに時があり、縫うに時があり、黙るに時があり、語るに時があり、

愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。」

 

この言葉が、ボクはとても好きで。

「時」に抗うのではなく、「時」に身を任せることによって、

実は、とっても心地よく生きられるのではないかと思っています。

 

世界一のベストセラーは、やはり理由があるのかもしれません。

 

日々起こる、色んな出来事に一喜一憂するのが人生ですが、

そんな、ひとつひとつの「時」を大事に受け止めて、愛でることが出来たら。

 

こりゃあ、ボクの人生の目標みたいなものです。

ああ、むずかしや、むずかしや。

 

今日も、「ウツボク」に来てくれてありがとうございます。

 

と言いつつ、今日も自分の時間軸に縛られて生きている。

 

どんな時も、人生には意味がある。 フランクル心理学のメッセージ (PHP文庫)

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