本日は、お布団の中より配信しております。
昨日も今日も、なんとも気持ちのよい秋晴れなのに、
こういう時に限ってウツが甘えてくる。
ああ、日光を身体いっぱいに浴びたいぜ。
こういう日は、なんかタイトルも暗めになってしまう。
許してくらさいね。
自分なりにだが、この10年以上「苦しみ」について、
もうさんざんっぱら考え抜いた。
苦しいから、やっぱり自然と考えてしまう。
今振り返ると、精神世界だけで言えば、
修行僧みたいな生活をしていたかもしれない。
同世代の仲間達が社会にはばたき、しゃかりきになって働いている間、
ボクは布団の中で、「生きるとは」みたいな事をひたすら考え続けていた。
おかげで、頭でっかちな哲学坊主になってしまったが、
そんな「精神の旅」も、今振り返れば楽しかったし、意味があったかなあと思う。
だいたいにして、体調が崩れたりしない限り、
そんな日々を過ごす事はなかっただろう。
ということで、今日はなんとなく哲学モードです。
小難しい、まどろっこしい話はイヤよ!という人は、是非すっ飛ばしてください。
いきなりですがね、
「人生の目的」って考えた事あります?
もうこれは、本当に人それぞれだし、正解などないと思っております。
「出世して、ガッツリ稼いで、ゴージャスな暮らしをする!」
ってのもあるでしょうし。
「家族みんなが健康でいる」
っていうのもあるなあ。
「人様の役に立つ」
というのもありますね。
「人生の目的なんて分かんねえし、考えてねえよ」
ってのもあるだろう。
100人いれば、100通りあるかもしれない。
個人的には、その人の「人生の目的」を測るモノサシなんてものは必要ないし、
あるべきではないと思っとります。
意識しようと、しまいと、みんな、その「目的」に向かって生きている。
日々、コツコツと。
ボクがまだ、10代の頃だったでしょうか。
とても尊敬している人がいたんです。
その人は、いつもニコニコしていて。
愛情深い人でした。
その人が、ある時、こう言ったんです。
「人生は、ほとんどが辛くて苦しいことばかりですよ。
でもね、その間にある、ほんのささやかな幸せがあるから、生きていけるんです。」
なんというか、ボクは以外で。
色んな事が順風満帆にいってそうに見えてたから。
いつも明るいし、優しいし。
でもね、その人の笑顔って、なんというか、「深い」んですよね。
今思えば、長い人生の中で、酸いも甘いも嚙み分けて、
清濁を併せ呑む心の広さと器があるから、あの年輪のある笑顔なんだなって。
今、ほんの少しだけど、その人の言葉の真意が分かる気がします。
これはね、完全に僕の主観ですけど。
めちゃくちゃ美味い料理を知ってる人って、
たぶん、めちゃくちゃマズイ料理も知ってるんですよね。
それと同じで、
ほんとうのしあわせを知ってる人って、
たぶん、ほんとうのふしあわせを知ってるんだと思います。
そこに、人生の「苦しみの意味」があるのかなあって。
苦さを知らなければ、甘さを分かるはずがないのと同じで。
真っ暗闇の恐怖を知っているから、
朝日が昇る瞬間、涙が出るほど感動するのだろう。
なんか、今日はそんなとりとめのないことをぼんやり考えていた、
週のまんなか、秋晴れ水曜日でした。
今日も、「ウツボク」に来てくれてありがとうございます。
昔、某お笑い番組で「いきてるってなぁーんだろ、いきてるってなあに?」ってあったなあ。ピピッピドゥ。