ツマとムスメとウツボク

いきるってたいへん。でも、すばらしい。

パソコンとボク

今、自分の中で、なかなかのピンチに追い込まれている。

 

そんな状態でも、ブログを書こうとするのだから、

質や内容はどうあれ、書くことや発信することが好きなのだろう。

 

そのピンチというのは、「パソコン」である。

 

今も得意ではないが、もともと、別にパソコンは得意ではなかった。

初めてノートパソコンを購入したのも、今年の春。

それも、仕事で使うからだ。

 

だが、ゲームや、緻密で細かい作業が好きな自分には、

思った以上にパソコンがフィットした。

 

「扱える」というレベルでは到底ないが、

ワードやエクセル、パワーポイントなんかも、いじっていると楽しい。

 

自分なりのレベルで、自分なりに楽しんでいるという感じである。

 

そして、ブログを始めた事によって、パソコンとボクの親密度は更に増し、

今や、生活に欠かせない存在になっている。

 

前段が長くなったが、そのパソコンが昨夜から具合が悪い。

 

ウツが元気な時は、「スマホ」と「パソコン」は、

ボクの相棒のような存在になるので、想像以上にダメージが大きいのだ。

 

元気いっぱいの時であれば、なんてことないのかもしれないが、

ウツが元気の時は、なんというか、全身すりむいたような状態になるので、

ちょっと触れられただけでも「痛っ!」となる。

 

今回、見事に「傷口に塩」である。

 

幸い、パソコンは、完全に使えなくなってしまったというわけではなく、

一部が上手く作動しないという「体調不良」の状態。

 

おまえさんまで体調を崩すなよ…。

 

事の発端は、「パソコン内の容量」を確保する為の作業にあった。

 

説明すると長くなるので割愛するが、

要は「いじってはいけないところをいじってしまった」

のである。ボクが。

 

ネットで色々と調べまくり、夜中まで続いた治療の甲斐あって、峠は越えたようだ。

元気になるといいな。

 

と、これを書きながら、先程、ツマの驚く声が聞こえたので、飛んでいくと、

コムスメが、トイレのドアに指を挟んで号泣していた。

 

さすがにツマも焦ったのだろう、心配そうにコムスメを抱き抱えていた。

ちいさな、ちいさな指を見てみると、すこーし痕がついている。

 

しばらく様子を見ていたが、思った以上にすぐに泣き止んで、

手を握ったり、ハイハイしたり、いつも通りのコムスメに戻った。

 

よかったよかった、大丈夫そうだ。

 

話があっちゃこっちゃいってしまったが、今日の記事の着地点は、

 

「失って気付く」

 

ということだ。

 

コムスメの指は幸い大したこともなく、「失われていない」が、

大袈裟だが、一瞬、「我が家の日常」が失われた。

 

ベテランの親御さんから見たら、「なーに、そんなことで」と思うかもしれないが、

ボクたち夫婦とムスメは、一瞬、本気でコムスメを心配をした。

 

ほとぼりが冷め、改めてコムスメを抱きかかえ、その笑顔を見ると、

なんだかいつも以上に健気で、愛おしく思えた。

 

ああ、こんな小さな指してたんだなあ。

 

パソコンも、いつも何も考えずに使っていたが、

いざ、使えなくなると、無性に恋しく、愛おしくなる。

 

日常を失って、はじめて、

「あたりまえ」が「あたりまえ」ではなかったことに気付かされるのだ。

 

ウツも、ボクにそのことを教えてくれた。

 

毎日元気に過ごせること、

学校や仕事に行けること、

しっかり睡眠がとれること、

食事がおいしく食べられること、

生きていること。

 

そんな「日常」は、実はとっても尊い。

 

日々、忙しい毎日を過ごしていると、

他の問題や悩みが出てくるので、日常の尊さなんて忘れてしまう。

 

自分も、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、元気になると、体調悪かった時のことなんて、スコーン!と忘れて生活している。

 

風邪にかかって分かる、健康のありがたさ。

 実家を出て分かる、親のありがたさ。

 

日々、得るものと同じくらい、失うものもあるが、

 「失う」ことで何かを「得る」という、なかなか素敵な矛盾もあるのだ。

 

パソコンが壊れ、コムスメがドアに指を挟み、

なんとなくそんな事を考えていたのでした。

 

今日も、「ウツボク」に来てくれてありがとうございます。

 

今夜もパソコンの治療は続く…。

 

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