人に助けを求めることが苦手だ。
以前より、だいぶ抵抗がなくなってきたが、
まだまだ難しい。
一概に「国民性」でくくることは出来ないが、
日本人はもしかしたら、
そういう人が多いのかもしれない。
なぜ苦手か。
相手に迷惑をかけてしまうのではないか…。
負担になったらどうしよう…。
断られたらどうしよう…。
などなど、
助けを求める「相手」の事を考えてしまう。
それはそれで、もちろん大切で、
相手の状態や様子をきちんと理解をした上で、
助けを求めるのが大前提だと思っている。
が、
自分の「モノサシ」で測ってしまっていることが多い。
…かもしれないなあ、と最近思っている。
実は、「人の役に立ちたい」と思っている人、
結構たくさんいるのだ。
いや、もしかしたら、
むしろそう思わない人はいないんじゃ?
とさえ思う。
それが人間の生きるエネルギーの、
大事な一部分を占めているのではなかろうか。
「お願いの達人」を何人か知っているが、
もう、そういうバランスが本当に絶妙なのだ。
ムスメは今、「おてつだい」ブームに入りつつある。
何でもおてつだいしたいのだ。
ツマの真似ばかりしている。
ツマがコムスメに授乳を始めれば、
ぬいぐるみを持ってきてムスメも授乳を始める。
ツマがコムスメをおんぶひもでおぶれば、
ムスメもぬいぐるみを自分の体に縛り付けろとボクにせがむ。
ツマがコムスメを抱っこすれば、
ムスメもコムスメを抱っこしたがる。
しかしこれは、まだ体格差がそんなにないので、
やや無理がある。
チョークスリーパーか、
ハイムリック法みたいになり、
コムスメが締め落とされる前に止める。
最近では、頼んでもいないのに、
薬剤師のようにボクの薬をあさり、
調合してくれている。
ありがた迷惑極まりないのだが、
その気持ちが嬉しく、
「ありがとう、たすかったよ」
と言って、
ムスメの前で薬を飲み干すと、
なんとも嬉しそうな顔をしている。
これが、
ムスメの「おてつだい」の醍醐味なのかもしれない。
我々、おとなも同じかもしれない。
「助かったよ、ありがとう」
の一言は、
自分の存在価値が認められたようで嬉しい。
家庭や職場で、
「助かったよ、ありがとう」
と言われているだろうか。
また、
言っているだろうか。
助けを求めることは、
ある意味、
「相手を生かすこと」
だと思っている。
もしかしたら、
「誰かを助ける」ことよりも、
「助けを求める」ことの方が、
難しい場合もあるかもしれない。
相手にもたれかかるのとは違う、
助けを求めるということ。
上手になりたいなあと、いつも思う。
今日も、「ウツボク」に来てくれてありがとうございます。
なんか今日は何が書きたいのかよくわからなくなってしまったよう。
と、相手にもたれかかるのも時には大切。
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