いや、そういうこっちゃないんですよ。
もちろんね、愛や恋には多様性があります。
だた、ボクは女性に恋をするタイプであります。
実はボク、エッセイストの『松浦弥太郎』さんのファンなのです。
人生の「冬眠期間中」に、弥太郎さんの本を読み漁っていました。
↑弥太郎さんについては、こちらからどうぞ。
弥太郎さんを知っている人は、「ああ、やっぱりね」と思うかも。
考え方、物事の捉え方、ことばの使い方、
ボクは、かなり弥太郎さんから影響を受けています。
たぶん、このブログにもそれが見え隠れしているんじゃないかな。
自分のひみつを公開するようで、少し恥ずかしいけれど。
一番最初はね、母から教えてもらったんです。
弥太郎さんの本。
それがこの本、『今日もていねいに。』
今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート (PHP文庫)
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弥太郎さんのことばひとつひとつが、
身体に染み込むように入っていったのを、今でもよく覚えています。
それから、弥太郎さんの色んな本を読むようになりました。
ウツと友達になりたての頃、
「一度、今の自分を棚卸しして、分解してみようよ」と、
ウツから提案されたことがあって。
じっくり、ゆっくり、時間をかけて、
今までの自分と向き合い、ていねいに棚卸しをしていきました。
そして、そのあと、その何倍もの時間をかけて、
自分を「再構築」していくわけなんですが、
その時期にちょうど、弥太郎さんと出会ったわけなんです。
だから、弥太郎さんのことばの数々が、今のボクの血肉となっているのは確かで。
前置きが長くなりましたが、
弥太郎さんが書かれている本は、もうどれも大好きなのですが、
そのうちのひとつに『ぼくの好きな男のタイプ』という本があって。
おもしろいですよね、男性が「好きな男のタイプ」を書いてるのって。
実際、とってもおもしろかったです。
今も、たまーにパラパラと読み返したりしています。
タイトル見て分かると思うんですけど、
ボクも書いてみたくなったわけなんです、「ボクの好きな男のタイプ」を。
弥太郎さんが書くから意味と価値と需要があるわけであって、
「おまえさんの好きな男のタイプなんざ興味ねえわよ」
と、小石が飛んできそうですが、鮮やかにスルーします。
ただ、自分もやってみたい。
ちょっとだけやらせてください。
では早速、ボクの好きな男3選。
誰の得に、何の得になるか全く不明です。
①見守れる男
実は、あんまりお目にかかったことがないです。
だからこそ、たまにそういう男性に会うと、静かに感動します。
ある程度の人生経験と、度量がなければ難しいんでしょうね。
男性は特にかもしれないですが、こう、なんていうかね、
したくなるじゃないですか、アドバイス。
それも、もちろん大切だし、必要なことだと思っているのですが、
相手の持っている力や、考え、ペースを尊重し、「待てる」
遅くて、不器用で、非効率な姿を見ても、「見守れる」
それは、相手のことを、「信頼」してるからなんだろうと思います。
ボクは、しょっちゅうムスメに口出しちゃうんですけどね、
でも、見守っていると、自分でちゃーんとやれたりするんです。
ああ、イカンイカンって、いつも思う。
「自分にゆとりがあること」これが大事なのかもしれません。
②聴ける男
「なんやこれ、結局おまえが『ジブン、いい男です』言いたいだけやろ」って、
鋭いツッコミをもらいそうなんですが、そういうこっちゃないんです。
「ボクの好きな男のタイプ」ですから、ボクが目指している男性像でもあるので。
まあ、まあちょっとだけ聞いてってください。
これは、「見守れる男」と非常に近いと思ってます。
多分ですけどね、世の中、圧倒的に「話したい人」の方が多いんですよね。
というか、誰しも自分のことを話したいし、理解してほしいという欲求がある。
方法はそれぞれだけれども。
もちろん、もちろん、ボクもあります。
言葉が溢れ出れて止まらないくらい話すこと、よくあります。
ツマに聴いてもらうんです。
これは、老若男女問わずだと思っていて。
こどもも、そうなんですよね。
たとえ、まだうまく言葉を話せなくても、
「ねえねえ、きいて!」って、顔に書いてあります。
「うんうん。へえ!そうなんだあ!それでそれで?」
なんて相槌すると、もう嬉しくなって、いろんなことおしゃべりしだします。
ただ、やはり「男性として」と考えるならば、
「ガールフレンド」や「奥さん」の話に耳を傾けることでしょうかね。
自分の武勇伝を語るよりもね、よっぽど関係が良好になると思われます。
そして、自分の「お母さん」や「おばあちゃん」の話にしっかり耳を傾けられる、
そんな男性は、間違いなく、前者の話にもよく耳を傾けられる人だと思います。
そんな男性を見ると、「キュン」としますよね。
あれ、なんだろう、この気持ち…。
③あいさつ上手な男
これはね、実体験があるんです。
ある職場で働きはじめの頃、なかなか、職場の雰囲気に馴染めなくて。
たぶん、いつもショボくれた顔してたんでしょうね。
でも、どんな人が退社する時も、丁寧な優しい声で、「おつかれさまでした」って、
必ず声をかけてくれる社員の方がいらっしゃったんです。
ボクより一回り以上、年上の男性でした。
でも、自分より年下であろうと、年上であろうと、全く分け隔てなく、
本当に気持ち良いあいさつをしてくださる方で。
もう疲れてため息をつきながら退社しようとする時、
その方の「おつかれさまでした」に何度救われたか分かりません。
ある時、尋ねてみたんです。
どうしてそんなに素敵なあいさつがお出来になるんですか?って。
そしたら、その方も、まだお若い頃、ある職場で馴染めなくて、
悶々とした日々を過ごされていたそうなんですが、やはり、
とっても気持ちよい「おつかれさまでした」を言ってくれる人がいたそうで。
ボクがそうであったように、その人に、心底救われたんだと。
だから、自分も真似してるんです。って話してくれました。
ああ、素敵だなあと思いました。
よし、ボクも真似しよう!と、その時決心したのを覚えています。
どんな人にも笑顔であいさつ出来る男性、本当に素敵だなあと思った経験です。
考えていると、他にもいろいろ思い浮かぶのですが、
本日は、この辺にさせていただき。また今度、やらせてください。
まだまだ、素敵な男たちが、ボクの脳内にはストックされています。
なんかね、結局、「自分アピール」みたいになっちゃてイヤなんですけど、
でも、今まで出会った、「ああ、素敵だなあ…。かっこいいなあ…。」
と思った男性を思い浮かべながら書いてみました。
前述した通り、「ボクもそうありたい」と思っているので、
少しずつ、少しずつ、そんな男性になれたらと願っている次第です。
今日も、「ウツボク」に来てくれてありがとうございます。
結局、誰のために書いた記事なんでしょうかね。